治験管理室の第一の使命は患者さんの権利と安全を守ることです。
日本の治験は国際基準のGCPに準拠しております。
GCPはGood Clinical Practiceの略ですが、Trial:試験やResearch:研究 といった言葉を含みません。それは、治験と言えど、よき臨床の実践の 一部であるという意思表明と理解し、常に患者さんの側に立ち、患者さ んの目線で見る治験を進めて参ります。
第二の使命は契約企業、治験協力職員の皆様から、役に立つ管理室 だと認めていただけるサービスの提供です。室員は日々研鑽して、サ ービスの質の向上を目指して参ります。
どうか、当治験管理室を御利用いただきますようお願い申し上げます。
治験管理室長 加藤 徹
被検者(患者様)の権利の尊重を第一とし、安心し て治験を受けていただく環境を提供し、受託研究審 査委員会における倫理的、科学的審査を通じて、治 験の円滑かつ迅速な実施と着実な実績を目指す。
IRB承認後契約までの平均日数
平均7日、(最短IRB翌日)
あなたは今までに「くすり」を飲んだことがありますか?
大抵の方は「はい」と答えることでしょう。
この「くすり」は初めから薬なのではありません。初めは「くすりの たまご」です。「くすりのたまご」は何千という物質の中から選び出 され、くすりとして世に出るまでに多くの試験に合格しなくてはなりません。
多くの試験のうち、最後の段階としてヒトで「くすりのたまご」の作 用を確かめることを治験といいます。
治験は病気と闘う患者さんにとっては新しい薬と出会える貴重な 機会であり、また新薬となれば、同じ病気で苦しむ患者さまの救 いにもなります。そのためにもぜひあなたのご協力を頂きたいと 考えております。
臨床試験には、3つのステップがあります。
治験を担当する医師や治験コーディネーターから詳しい説明とその治験 についての説明書が渡されます。
その内容を充分理解し、その上で患者さまの自由な意思によって参加する事も断る事も出来ます。
断ったからといってその後の治療に影響する事もありません。また、すぐに判断しかねるときはご自宅にお持ち帰りいただいてじっくり判断されたり、家族の方と相談されてからでも構いません。
治験に参加をする事を決められましたら、同意書にサインをして頂きます。
治験期間中は服用できない医薬品などの規制もあるため、体調の変化など些細な事でも医師や、治験コーディネーターにお話しください。
治験に参加することを決めた方からは、まず文書による同意のサイン(署 名)を頂きます。この同意は、サインした後、いつでも取りやめることができます。
治験に参加されてからのケアは担当医師、治験コーディネーター などのスタッフがチームを組み、患者さまのケアにあたります。スケジュー ルや生活上の注意、服薬管理や、精神面のフォロー、患者さんと医師との 間のパイプ役は治験コーディネーターが行います。
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