疾患の治療中には、いろいろな日常生活の質を低下させる症状や療養上の問題が出現することがあります。例えば、疾患に伴う痛みをはじめとする『身体のつらさ』や、不安や気分の落ち込みなどの『気持ちのつらさ』、生きている意味や価値観についての疑問、仕事の問題や医療費等の社会的問題など、患者・家族が直面する問題は一人一人異なります。
私たち『緩和ケアチーム』は、医師・看護師・薬剤師などの多職種でチーム構成され、各病棟にリンクナースを配置し、チームと病棟間の連携をとりながら、患者・家族の身体的(痛み、息苦しさ、吐き気、不眠、だるさなど)・精神的(不安、恐れなど)・社会的(経済面、退院に向けての生活など)・スピリチュアル的(生きている意味や価値観についての疑問など)なあらゆる苦痛の緩和についてを考えています。患者を直接診療している主治医と患者を直接看護している病棟看護師と一緒に、時には共に悩み考えながら、時には提案しながら、患者・家族の苦痛が少しでも解決できるように、患者・家族の気持ちに寄り添ったケアが提供できるように支援しています。
医師、薬剤師、看護師長、副看護師長、緩和ケア認定看護師、がん放射線療法認定看護師、管理栄養士、ソーシャルワーカー、理学療法士、作業療法士、各病棟リンクナース、事務職員など
★チーム定例会:毎月第4木曜日
★チーム回診:毎週金曜日
緩和医療に関すること(がん性疼痛、疼痛以外の身体症状、精神症状、社会的ケア、倫理的問題など)、支持医療機関との連携や在宅ケアに関することなどをついてアドバイスをしています。
★緩和ケアについて職員の教育、研修、症例検討会などを不定期で開催しています。
緩和ケアをご希望の方、質問のある方は、いつでも、担当医・看護師にお声をかけてください。