去る10月7日、2024年度第1回薬薬連携会をWeb 及び現地で開催しました。
薬薬連携会は、今回で13回目(とちぎ薬学研究会から数えると113回)の開催となりました。
栃木医療センター及び近隣及び遠隔地の調剤薬局から19名が参加しました。
今回は、当院薬剤師から「明日からできるアピアランスケア」の発表がありました。
近年は、コロナ禍の影響により、薬薬連携会も規模を縮小して開催しておりましたが、今回のようにハイブリット形式での開催の回数を重ねながら、徐々に元の状況に戻せたらと思っています。
次回は2025年2月頃に開催を予定しております。
(薬剤部)
能登半島地震の被災地におかれましては、被災され犠牲となられました方々へ心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。
能登半島地震の被災地の一つである輪島市に、この度栃木医療センターより国立病院機構を通じ、医師を中心とし看護師、薬剤師等5名の医療班を1月13日から1月17日までの5日間派遣しました。
医療班は、主に避難所における被災者の健康管理や、避難生活の感染予防の啓蒙活動などを行いました。また、診察により、病院治療が必要な患者の転院調整を行いました。
発災から2週間が経過しましたが、依然として医療サポートが必要な状況です。
私たちは、今後も現地の状況に注目しながら、支援を行って参ります。
末筆になり恐縮ですが、被災された方々をはじめ各方面においてに救援活動に従事されている皆様におかれましては何卒ご自愛いただきますとともに1日も早い復興をご祈念申し上げます。
本年も間もなく終わりますが、今年の夏は本当に暑く、また雨もよく降りましたので、草刈りにご苦労された方も多かったのではないでしょうか?当院も例にもれず、広い敷地に勢いよく草が生い茂り大変でしたが、やっとここにきて雑草も勢いがなくなり、院内の整備がはかどるようになりました。
そんな折、当院の敷地を草刈りしていたところ、茂みの中から写真のとおり石柱のようなものが2つ見つかりました。1つには「建築紀念」「寄贈」、もう一つには「工事請負人(?判読困難…)井上保三郎」「竣功明治四十一年初秋」と刻まれていました。調べてみたところ、1908(明治41)年に宇都宮市に旧陸軍第十四師団がおかれ(なお、同師団の陸軍衛戍(えいい)病院が当院の前身です)、同師団が建設された時に建立されたものと思われます。そして、同師団の建設を請け負われた一人が「井上保三郎」氏でした。井上氏は群馬県高崎市の方で高崎市の産業の近代化に努められ、また有名な高崎市の「白衣大観音」の建立に尽力された方です。当院には約120年の歴史がありますが、明治、大正、昭和、平成そして令和と先人の多大な努力により受け継がれた病院と思うと、この明治時代の遺構を前に身が引き締まる思いです。
当院にはこの「紀念碑」のほかにも正門前の大きな「しだれ桜」や宝木地区の由来となった「宝の木」などいくつもの遺構がありますので、皆様も当院に受診された折、お時間がありましたらご覧いただければと思います。また、これら遺構について詳しい情報をお持ちの方がおられましたら、お寄せいただけますと幸いです。
去る11月27日、2023年度第1回薬薬連携会をWeb上で開催しました。
薬薬連携会は、今回で12回目(とちぎ薬学研究会から数えると112回)の開催となりました。
栃木医療センター及び近隣薬局から15名の薬剤師が参加しました。
「PBPMとトレーシングレポートの現状報告」に加えて、当院薬剤師から「乳がん内服レジメン~副作用管理~」の発表がありました。近年は、コロナ禍の影響により、薬薬連携会も規模を縮小せざるを得ませんでしたが、少しずつ元の状態に戻せていけたらと考えています。
なお、栃木医療センターホームページ上にて、乳がんレジメンを含めた採用レジメンを順次追記していく予定ですので、ご参照ください。
(薬剤部)
戸祭小学校の3年生が「大好きとまつり~戸祭地区ステキ発見~」として、栃木医療センターに来てくれました。
栃木医療センターの様々なセクションを見学し、職員の説明を熱心に聞いてたくさん質問してくれました。
みんな「ステキ発見」できたかな?
またぜひ見学に来てください!お待ちしています!!
「意思決定支援」とは、患者さんやご家族等が、自らの生活や治療について、納得のいく意思決定ができるように支援することです。
今回、E-FIELD(Education For Implementing End-of-Life Discussion)の研修を受けた職員により、意思決定支援の基本的な考え方や方法について、講義・ロールプレイ・グループワークによる研修を行いました。
研修では、参加者同士で意見を交わし、意思決定支援の知識と技術を身につけることができました。
今後は研修で学んだことを実践に活かし、患者さんやご家族等が納得のいく意思決定ができるよう支援していきたいと考えています。
新人看護師は、数ヶ月のトレーニングを経て、先輩のフォローのもと夜勤の独り立ちを開始しています。
入院患者さんが、夜間病院で過ごす苦痛や不安に寄り添い、落ち着いた入院生活が過ごせるよう、日中と同様に患者さんの安全第一を心がけて勤務しています。
新人看護師たちは、入職して半年が経過し、とても頼もしく成長しています。
インターンシップ・病院説明会では、病院・看護部・教育体制などの説明、院内見学、看護体験、看護師との意見交換を実施しました。
参加者から
・看護師のケアをしている様子や、他の看護師との連携をみて、働き方をイメージできた
・病院の概要、福利厚生など細かいところまで知ることができた
・就職後の働き方についてイメージしながら聞くことができた
・めざす看護が定まっていなくても様々な選択肢があることを知り、入職したいという気持ちが出てきた
などの感想がありました。
この病院に就職したきっかけや、勤務時間、休日の過ごし方などの質問に対し、看護師が丁寧に回答して、終始和やかな雰囲気で行われました。
次回2024年2月と3月に開催予定です。くわしくは、こちらからご確認ください。
医療や看護に興味のある高校生を対象に、1日看護体験を行いました。
看護師と共に、患者さんとふれあい、ケアを体験しました。
参加者からは、「人とのコミュニケーションをとることの大切さをあらためて実感し、人の活力になれるようになりたい。」「患者さんに近い距離での、心身のケアができることに魅力を感じた。」などの感想がきかれました。
栃木医療センター看護部の紹介、取り組み、お知らせなど、このブログで情報発信します!
1回目は、新人看護師の成長記です。
今年度も、多くの新人看護師が入職しました。
4月・5月は「社会人としての心構え」「基礎看護技術」「メンタルヘルスケア」に関して多くの研修を実施しました。
コロナ禍のさまざまな制約の中、学生時代を過ごしたことを考慮した研修をプログラムしています。新たな旅立ちを、不安と緊張が少しでも軽減できるように受け入れ体制を整えています。
入職後2ヶ月が過ぎ、研修にてめざす看護師像を表現してもらいました。
患者さんの立場に立った看護を提供する意識が高く、患者さんやその家族と信頼関係を築くことに積極的に取り組む意気込みが感じられました。
入職後3ヶ月が過ぎ、「看護倫理研修」と「災害看護研修」を行いました。
災害看護研修を受講し、地震や火災などの災害が発生した場合に、病院でどのように対応すればよいかについて学びました。特に、患者さんの安全を守るために、どのような院内設備があり、体制を整えておくべきかについて学びを深めました。
先日、ひとりひとりに「看護師免許授与」が行われました。
あらためて看護師になった自覚と緊張が込み上げてきた様子でした。これから立派な看護師に成長してください。
教育計画に沿って、先輩看護師と一緒に夜勤トレーニングが始まっています。
夜勤は昼間とは異なる雰囲気や業務が待っています。患者さんの安全に責任を持つことへの重責と、夜間ならではの予期せぬ事態への対応に対して、緊張や不安を感じながら業務に取り組んでいました。
栃木医療センター附属看護学校では、2023年度入学生に欠員が生じているため、一般入学試験の三次募集を行うことになりました。
看護師を目指していて、まだ進路の決定していない方の応募をお待ちしております。
1.募集人員
若干名
2.修業年限
3年(全日制)
4.出願書類
当校のホームページから出願書類をダウンロードしてください。
https://tochigi.hosp.go.jp/school/2/index.html
5.願書受付期間
2023年3月8日(水)~2023年3月27日(月)13:00必着
6.入学検定料
20,000円
7.入学試験日・合格発表日
試 験:2023年3月28日(火)
合格発表:2023年3月29日(水)
8.試験科目
数学Ⅰ・国語総合(現代文のみ)・面接
【お問い合わせ先】
〒320-8580 栃木県宇都宮市中戸祭一丁目10番37号
独立行政法人国立病院機構栃木医療センター附属看護学校
TEL 028-621-4398(平日9:00~17:00)
https://tochigi.hosp.go.jp/school/index.html
去る1月25日、2022年度第2回薬薬連携会をWeb上で開催しました。
薬薬連携会は、今回11回目(とちぎ薬学研究会から数えると111回)の開催となりました。
栃木医療センター及び近隣薬局から15名の薬剤師、当院栄養管理室から4名の栄養管理士が参加しました。「PBPM、トレーシングレポートの現状」について報告がなされ、また当院NST担当薬剤師から「フレイルに対する薬剤師の関わりについて」、外来がん治療認定薬剤師から、「がん悪液質に対する薬剤師の関わりについて」発表があり、活発な意見の交換がなされました。
次回も、Web上での開催を企画していきたいと思います。(薬剤部)
去る9月28日、2022年度第1回薬薬連携会をWeb上で開催しました。
薬薬連携会は、今回10回目(とちぎ薬学研究会から数えると110回)の開催となりました。
そうごう薬局、とちぎ薬局、さつき薬局 河内店、栃木医療センターから17名の薬剤師が参加しました。「PBPM、トレーシングレポートの現状」について報告がなされ、また当院外来がん治療認定薬剤師から、「TS-1との併用療法について」発表があり、活発な意見の交換がなされました。栃木医療センターホームページ上にて、当院レジメンを公開しておりますので、ご参照ください。
次回も、Web上での開催を企画していきたいと思います。(薬剤部)
総合相談室では、当院をご利用されている方、又はご利用を考えている方の医療・介護・福祉等に関するさまざまなご相談に対応させて頂いております。相談の内容により、地域の医療機関、福祉機関、行政等と連携を図り、患者さん・ご家族が安心して治療・療養が受けられるようお手伝いします。
現在、総合相談室には退院支援看護師4名、社会福祉士4名が在籍しております。
宇都宮市では、市民のみなさんが医療と介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう、在宅医療と介護サービスを一体的に提供する体制づくりに取り組んでいます。
当院は宇都宮市から「宇都宮市医療・介護連携支援ステーション」の委託を受け、医療・介護連携の際に必要となる情報の提供や医療・介護従者の顔の見える関係づくりに向けた研修会の開催などを通して、地域の医療・介護連携をサポートしています。
医療・介護従事者のみなさまからの医療・介護に関するご相談をお受けしています。
総合相談室
月~金(祝日、年末年始を除く)8:30~17:00
電話:028-622-5241(病院代表)
1月19日(水)に災害訓練を実施しました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大の中、感染対策を十分に行ったうえで通常の訓練よりも規模を縮小し、黄色トリアージ(中等症群)診察エリア・受付の設営~模擬患者の受け入れ~診察~再トリアージ~移送までの流れを災害対策マニュアルに沿って訓練しました。
内科外来の待合に災害ベッドを並べ、黄色トリアージ(中等症群)診察エリアを設営します。
模擬患者が搬送されます。受付ではトリアージタグを元に災害用の診療記録と受付患者リストを作成します。
搬送された模擬患者さんを診察し、設定された受傷状態に応じて必要な検査を実施します。
検査の結果や経過により再トリアージを行い、入院待機エリア、赤トリアージ(重症群)診察エリアに被災患者さんを移送します。
ストレッチャーが不足する場合は救護担架で移送を行います。
感染管理認定看護師の丸山看護師が当院の新型コロナウイルス感染症対応について振り返り、記事にまとめました。ここではその抜粋をご紹介します。
2020年1月に第二種感染症指定医療機関病院として新型コロナウイルス感染症患者の受け入れを開始しました。
陽性者を受け入れた直後には感染対策に必要なマスクやガウン等の物資が次々と不足し、マスクは4~5日に1枚の配布、ガウンはカッパを代用することとなりました。本来、ガウンは1回毎に破棄しますが、物品が足りなかったため1日1枚の交換となり正しい感染対策が実施できない状況でした。対応に苦慮していたところ、多くの方々から物資を寄付していただき、危機を乗り越えることが出来ました。物資を寄付してくださった皆様には深く感謝しております。
新型コロナウイルス感染症の大きな波を何度も経験し、第3波は陽性者の受け入れ人数が多く、一部の高齢者は重症化しました。新規感染者数が増えたことにより宇都宮市でも自宅療養者が増加しました。栃木県対策本部や保健所、近隣医療機関と連携し、入院の受け入れミーティングを行い、入院が必要な患者をタイムリーに割り振り、治療を必要とする患者を速やかに入院へつなげることができました。第5波は、さらに陽性者数が増加し、第3波と同様に地域と連携しました。新しい点滴治療(抗体カクテル療法)も積極的に行いました。感染が拡大するにつれ、職員の家族など身近な方が濃厚接触者になるケースが増加したため、職員の健康管理を強化しました。職員一人ひとりが自覚を持ち行動したことで院内クラスターを発生することなく、第5波を乗り越えることが出来ました。
これからも新型コロナウイルス感染症はなくなりません。新規感染者数の変動はありますが、同じ状況が続くと思います。日々地道に感染対策を行い、今後も必要な医療を提供したいと思います。
全文は以下よりご覧いただけます。ぜひお読みください。
感染防止対策室:『新型コロナウイルス感染症の感染対応を振り返って』
11月21日に開催された第60回栃木県総合医学会(一般部門)において、内科の駒ヶ嶺順平医師が『COVID-19への抗体カクテル療法の当院での取り組み』を発表し、見事『最優秀賞』を受賞しました!
田村院長より賞状および副賞を授与される
駒ヶ嶺医師(左)
今年もクリスマスイルミネーションの飾り付けをしました。
夕方過ぎにはだいぶ暗くなってイルミネーションが映えていますので、受診のお帰りの際など、目をとめていただければと思います。
11月10日(水)、栃木医療センター院内会議室において心肺蘇生(BLS※)研修を実施しました。医師や看護師をはじめとして管理栄養士など幅広い職種から18名が参加し、心肺蘇生法やAED操作の実技を中心に熱の入った訓練が行われました。
※BLS(Basic Life Support)
心肺停止・呼吸停止に対する一次救命処置のこと。
医療従事者以外の方でも専門の研修を受けることで習得することができます。
多くの方が一次救命処置を習得することで、様々な場面で心肺停止になった方の生命や回復後の健康を救うことにつながります。