毎年9月9日(木)は、救(きゅう=9)急(きゅう=9)ということで“救急の日”に指定されています。また、今年は9月5日(日)~9月11日(土)が“救急医療週間”とされています。
そこで今回は栃木医療センターの救急に関する取り組み等についてご紹介いたします。
● 宇都宮市2次救急(病院群輪番制病院)
栃木医療センターは、 “2次輪番救急病院”に指定されています。
宇都宮市では栃木医療センターを含む5つの医療機関が毎日交代でその日の2次救急(手術や入院診療などが必要な患者さんを対象とする)を担当する仕組みです。
● 栃木医療センターの救急搬送受け入れ実績
栃木医療センターでは、1日平均で約9人、宇都宮市内の約20%の救急搬送患者さんを受け入れています。
(参考:令和2年度受入総件数 3,349件)
● 急患室(救急外来)を拡大改装しました!
救急医療の充実を図るため、今年2月に急患室の拡張工事が終了し、より多くの救急患者さんの受け入れが可能となりました。
● 病院救急車を配備しました!
9月1日から病院救急車の運用を始めました。病院救急車は、主に他の医療機関へ患者さんを搬送するために活用する予定です。また、災害時にはDAMT(災害派遣医療チーム)を被災地に運ぶ際にも使用します。
● 救急車の適正利用について
現在、新型コロナウイルス感染症の影響もあり消防の救急隊は非常に忙しくなっております。緊急性が低く、比較的軽症の方が救急車を呼んでしまうと、“本当に必要としている方”を搬送できなかったり、到着までに時間がかかってしまい、助かる命を救えなくなるおそれがありますので、救急車の適正利用にご協力をお願いします。
迷ったときは⇒『救急車の適正利用リーフレット(宇都宮市)』
● 救急車を呼ぶのはどんなとき?
とはいえ、特に高齢の方で次のような症状が出たときは、迷わずに救急車を呼んでください。
( 主な症状 )
・突然の激しい頭痛、立っていられない程のめまい
・顔半分が動きにくい、しびれる
・視界が狭くなった
・笑うと顔の片側がゆがむ
・ろれつがまわらなくなった
・急な息切れ、呼吸困難
・突然の動悸
・意識がなくなった、もうろうとしている
・突然の激しい腹痛
・血を吐いた
・けいれん発作
・大量の出血を伴うけが、広範囲のやけど
・食べ物や異物を喉につまらせた
・交通事故や高い場所からの転落
栃木医療センターに病院救急車が配備されました!
9月1日から、DMAT(災害派遣医療チーム)の派遣や患者さんの転院搬送に活躍する予定です。
従来、転院搬送は消防局の救急車に依頼していましたが、比較的緊急性の低い患者さんを自前の救急車で搬送することで、消防救急の負担を少しでも減らそうという狙いがあります。
もし街中で見かけたら、手を振って応援してください。
マスコミ報道のとおり、2021年8月20日から2021年9月12日までの期間、栃木県が新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の対象地域となります。それに伴い、当院の受診を希望される方には次のお知らせをご確認の上でご来院いただきますようお願いいたします。
⇒県版緊急事態宣言(ステージ4)における栃木医療センターの診療体制
併せて、8月23日(月)より入館前の検温・問診を開始いたしますので、ご理解と協力をお願いいたします。
栃木県にお住まいの方は『栃木県における緊急事態措置』をご確認いただき、感染拡大の防止にご協力をいただきますようお願いいたします。
⇒警戒度レベルステージ4「緊急事態宣言」における対応について(外部リンク)