待合室 |
前処理室 |
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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午前 | 上部内視鏡 内視鏡手術 (EVL、PEG) |
上部内視鏡 内視鏡手術 (EVL、PEG) |
上部内視鏡 内視鏡手術 (EVL、PEG) |
上部内視鏡 内視鏡手術 (EVL、PEG) |
上部内視鏡 内視鏡手術 (EVL、PEG) |
午後 | 下部内視鏡 内視鏡手術 (EMR、ESD) |
透視下内視鏡 (ERCP、EUS-FNA、 EIS、ステント) |
下部内視鏡 内視鏡手術 (EMR、ESD) |
下部内視鏡 内視鏡手術 (EMR) |
下部内視鏡 内視鏡手術 (EMR、ESD) |
EVL:食道静脈瘤結紮術、PEG:胃瘻造設術、EMR:粘膜切除術、ESD:粘膜下層剥離術、
ERCP:胆膵内視鏡、EUS-FNA:超音波内視鏡下穿刺吸引法
EIS:食道胃静脈瘤硬化療法
緊急内視鏡: 適時、小腸カプセル・内視鏡:適時(予約制)
2022年度 | 件数 |
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内視鏡総件数 | 3508 |
上部消化管内視鏡検査 | 1800 |
粘膜下層剥離術(ESD) | 53 |
粘膜切除術(EMR) | 6 |
消化管止血術 | 47 |
食道静脈瘤結紮術(EVL)・硬化療法(EIS) | 10 |
胃瘻造設術(PEG) | 45 |
消化管狭窄拡張術 | 2 |
消化管ステント留置術 | 3 |
異物除去術 | 12 |
下部消化管内視鏡検査 | 1305 |
ポリープ切除術(coldpolypectomy、EMR) | 630 |
粘膜下層剥離術(ESD) | 15 |
消化管止血術 | 28 |
胆膵内視鏡検査 | 291 |
胆管結石除去術(EST、EPBD、EPLBD) | 84 |
胆管ドレナージ術(ENBD、EBD) | 139 |
胆嚢ドレナージ術(ENGBD) | 17 |
胆管メタリックステント留置術 | 15 |
超音波内視鏡検査 | 109 |
超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA) | 20 |
超音波内視鏡下インターベンション治療 | 8 |
経鼻内視鏡は外径約5mmの細いスコープを鼻から挿入し、口からの胃カメラと同様に主に食道、胃、十二指腸までのいろいろな病気を見る検査です。口から内視鏡を入れると舌根部(舌の付け根)にスコープがあたり圧迫刺激するので反射がでますが、鼻から入れるとそれが少なく楽に検査ができます。また検査中も会話をすることができます。ただし経鼻内視鏡は細く柔らかいスコープであるがために操作性や画面の解像度が口からの内視鏡に比べてまだ劣る部分もあります。また内視鏡処置にも制限があります。
NBIとは、オリンパスのテレビCMでも流れている最新の内視鏡機器で、通常の内視鏡検査で使用する白色の光とは異なり、2つの波長の光を粘膜に当てることによって、微細な表面構造や毛細血管を鮮明に写し出す技術です。『ポリープ』や『がん』などの病変では、周囲の粘膜と表面構造や毛細血管が違っており、NBIを用いることによって病変が浮かび上がって見えます。そのため、通常の観察で見逃されていたような小さな病変も見つけることができます。
拡大内視鏡とは、通常の内視鏡に比べて、より細密に見ることができる顕微鏡のような観察(最大80倍)が可能な内視鏡です。病変の表面模様をより詳しく観察することで、治療が必要な病変なのか、治療が必要であれば、内視鏡治療が可能であるか、などをより正確に診断することに効果を発揮します。また、通常の内視鏡検査では、『ポリープ』や『がん』などの病変を発見した場合には、組織を一部採取(生検)して、病理検査に提出します。その病理診断には1~2週間時間を要しますが、拡大内視鏡を用いることによって、検査時にその場で診断が可能になります。
最近では、がん検診受診率の増加および検査方法の進歩により、早期のうちに見つかる『消化管のがん(食道がん、胃がん、大腸がん)』が多くなってきました。
リンパ節に転移している可能性が極めて低い『早期がん』に対しては、おなかを切らずに内視鏡で『がん』を含む粘膜病変だけを切り取る内視鏡的治療が用いられます。内視鏡的治療は外科手術に比べ、おなかに傷がつかず、消化管の機能が保てる上に入院日数も比較的短期間で退院できます。
内視鏡を使った『早期がん』の治療方法として、従来から行われている内視鏡的粘膜切除術(EMR)と、近年開発された内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)に分けられます。EMRは病変部に金属の輪っかを引っ掛け、電気を流して切り取る方法で、治療時間は短時間で済みますが、切除できる大きさに限界があります。ESDは電気メスを用いて病変部を切り剥していく方法で、治療時間はやや長くなりますが、切除できる病変の大きさに制限がありません。ESDの登場によって、従来外科手術でしか切除できなかった病変も内視鏡治療が可能になってきています。
ESDの治療時間は病変の大きさや部位によって異なりますが、1-2時間程度であり、治療中は静脈麻酔を使用するため、苦痛はありません。また、術後の痛みもほとんどありません。治療後の食事は術後1日目もしくは2日目から再開することができ、入院期間は1週間程度です。
ESDの合併症には主として出血や穿孔があります。ESDは治療手技が煩雑なため、EMRよりも合併症のリスクが高くなります。その合併症に対して、以前は外科手術を要することもありましたが、現在では内視鏡による処置でほとんどの場合対応が可能になっております。
特殊な内視鏡を用いて、胆管や膵管を造影する検査を内視鏡的 逆行性膵胆管造影(ERCP)と言います。十二指腸にある胆汁や膵液の排出口からカテーテル(細いチューブ)を挿入し造影剤を注入して、胆管や膵管のX線撮影を行います。近年はMRIを始めとした各種画像検査の進歩により、造影検査のみを行う機会は少なくなっていますが、ERCPでは造影検査と同時に胆汁や膵液を採取したり、病変部から 組織や細胞を取って検査、診断を行うこともできます。さらに、総胆管結石、胆道癌や膵癌などの悪性腫瘍による胆道閉塞に対する減黄術(ドレナージ、ステント留置)および総胆管結石の採石などの内視鏡治療が増えてきています。
また当院の特徴として、胆膵内視鏡検査・治療は通常外科と合同で施行しており、科を超えて協力し、リアルタイムに画像を検討、正確な診断に努めています。その診断を基に、最善の結果が得られるよう、病態に合わせた適切な治療を行っています。
通常の内視鏡検査(胃カメラ)と比べると、ERCPは30分~1時間程度と検査・治療時間が長く、使用する内視鏡も太いことから、検査・治療中は静脈麻酔を使用し、苦痛が少なくなるようにしています。
ERCPの合併症は内視鏡検査・治療のなかでは比較的多いとされ、特にERCP後膵炎は重症化することもあり注意が必要です。このため、全例入院のうえERCPを施行し、膵炎予防の薬剤を投与し十分な経過観察をするなど、安心して検査を受けて頂けるよう取り組んでいます。
超音波内視鏡検査(EUS)は、先端に超音波のついた内視鏡を消化管内に入れて、病変を描出していくことにより、腫瘍の性質や深達度などを判断することができます。EUSで観察しながら消化管内から針を刺して組織を採取する方法(EUS-FNA : 超音波内視鏡下穿刺吸引法)によって、今まで組織による診断が困難とされていた膵がんや胃粘膜下腫瘍に対する病理学的診断も可能になりました。
他病院、診療所などから事前に内視鏡検査の予約をインターネット(専用回線)または電話で直接予約をする事ができるシステム(すべて無料)
上部内視鏡(経口・経鼻) | 月・火・水・木・金 の午前 |
下部内視鏡 | 月・水・金 |
内視鏡検査電話予約先
地域共同利用の相談・連絡先
TEL:028-622-5241 内線3287(地域医療連携室)
TEL:028-622-0299 FAX:028-622-5298(地域医療連携室直通)